子どもたちの命と未来を守る会

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遺伝子ワクチンというもの 荒川央博士

荒川央(あらかわ ひろし)

1991年 京都大学理学部卒業 1996年 京都大学理学博士 (分子生物学、免疫学) バーゼル免疫学研究所 (バーゼル)、ハインリッヒ・ペテ研究所 (ハンブルク)、ヘルムホルツ研究所 (ミュンヘン)、マックスプランク研究所 (ミュンヘン) を経て現在分子腫瘍研究所 (ミラノ)所属

 

荒川先生のブログより転載いたします。

これが実際だと思います。

以下

 

現在普及しているコロナワクチンのほとんどはDNAワクチンまたはRNAワクチンで、コロナウィルスの遺伝子をワクチンとして使っています。遺伝子ワクチンはまだ研究途上の実験段階で、遺伝子ワクチンが大規模で人間に接種されるのも史上初です。

コロナ「ワクチン」の名称は意訳です。実際に体に注入されるのはスパイク遺伝子の発現ベクターです。もし正しく名称をつけるとすると「トランスジェニックスパイク遺伝子」でしょう。「トランスジェニック」とは外来遺伝子を導入する、という事です。実験的な遺伝子治療とも考えられます。スパイク遺伝子を発現させている、という所までは分かっていますがそれだけです。そもそもこれをワクチンと呼んでしまって良いのかすら分かりません。ワクチンとして働くかもしれないし、場合によってはスパイクタンパクが別の働きをするかもしれません。

遺伝子治療では遺伝病などで特定の遺伝子が欠損、損傷している場合に、その機能を補うために遺伝子の導入が行われます。もともと重大な病気で命の危険があったり、そのために生活に大きな不自由があったりする方がリスクを覚悟で積極的な治療として遺伝子の導入を受け入れるわけです。けれどもワクチンは違います。基本的に健康な人間を対象とするもので、今回のコロナワクチンのように数十億人もの人間に適用される場合もあります。そもそも遺伝子治療とは要求される安全性の基準が違うはずです。治験を経ずに大量の人間に接種するのは人体実験であり、通常「ありえない」事です。

DNAワクチン、RNAワクチンによるスパイクタンパクの発現は一時的である事が「期待」されていますが、本当にそう上手く行くのでしょうか。実際にアデノウィルスベクターはゲノムに挿入される事はあるのです。

Chromosomal Integration of Adenoviral Vector DNA In Vivo

RNAワクチンは分解を免れるためにウリジンをシュードウリジンで置換しています。すぐには分解されません。RNAワクチン摂取後9週間まで抗体が増え続けたと報告されています。分解を免れて長い期間細胞にとどまる可能性があります。

Laczkó et al. A Single Immunization with Nucleoside-Modified mRNA Vaccines Elicits Strong Cellular and Humoral Immune Responses against SARS-CoV-2 in Mice Immunity. 2020 Oct 13;53(4):724-732.e7. doi: 10.1016/j.immuni.2020.07.019. Epub 2020 Jul 30.

ゲノムにはレトロポゾンも多コピーあります。レトロポゾンは太古にゲノムに感染した、逆転写酵素を持つ寄生遺伝子です。ほとんどは死んでるでしょうが、眠ってるもの、働いているものもあります。機能的な逆転写酵素もあるかもしれません。

コロナウィルスのゲノムはRNAですが、細胞内で逆転写されゲノムに挿入される事もあるようです。

Reverse-transcribed SARS-CoV-2 RNA can integrate into the genome of cultured human cells and can be expressed in patient-derived tissues

RNAワクチンがゲノムに挿入されるかどうかはまだ十分試されていません。これから徐々に分かって来ると思います。場合によってはスパイクタンパクを一生自分の体の中で発現し続ける事になるかもしれません。その副作用はどういう事になるのでしょうか。世界中でまだ誰も知らないのです。一度ゲノムに取り込まれた遺伝子を体内から取り出す事は今の技術では実験レベルでも不可能です。

現在、大規模な世界的人体実験が進行中です。短期の副作用はすでに多々報告されています。長期の副作用はこれから問題になってくるでしょう。

 

以上