子どもたちの命と未来を守る会

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「メリット・デメリット論は破綻している」長尾クリニック院長 長尾和宏医師のブログより

本文より

よく「メリットがデメリットをうわ回るから○○を」

と説明され誘導されるが、その論理は破綻している。

それを見破る知恵と断る勇気を持たないといけない。

 


毎日、エライ先生がテレビで「メリットとデメリット」を解いている。

 


A ワクチン接種のメリット

重症化予防であろうが、感染が収束すれば、そもそも感染しないから重症化しない。感染予防効果も少しあると言われるが、接種後感染が自然感染よりも激烈なことあり

 

 

 

B ワクチン接種のデメリット

重篤な副反応や死亡や後遺症であるが、頻度が少なくても決して看過できない傷害だ。

なぜなら健康な人に起こることなので。しかも正確な人数や経過が捕捉されていないし。

アレルギー体質の人には最初からリスクが何倍もあるのでデメリット以前の問題がある。

  

 

 

 

C 両者の「バランス」、という表現のおかしさ

感染者に起きる事象と、健常者に起こる事象を、天秤にかけることは不可能。

飛行機の場合は、乘るメリットと墜落するデメリットを比較することは可能。

 

しかしワクチンの場合は、AとBをCという天秤に乗せる「支点」が存在しないと思う。

支点が存在しないのに、「バランス」という表現で判断させるのは間違いではないか。

 


さらに、ワクチンの場合は時間軸という因子が大きい。

たとえば、今、新型インフルのワクチン接種のメリットはない

 

さらに言うならば、

メリットやデメリットは専門家が言っていることで、信ぴょう性に問題がある。

なのに、天秤法で「自己決定」を促すという方法は、まったく論理的ではない。

 


さらに言いたいのは

メリットとデメリットは、ワクチンの場合は比較できない。

少なくとも両者は同等ではない。

 


  メリット=感染した後の致死回避 

  デメリット=感染していないのに、予防的処置による死亡

この2つを同じ天秤に乗せることに、大きな抵抗を感じる。

 

 

 

「10代、20代は心筋炎が起こるのでモデルナよりファイザーを勧める」と言うより

「心筋炎がある事が分かっているので、打たないという選択も充分ある」にすべき。

 


いや、国としては「なるべ打たない」ほうを勧めるほうが常識的、ではないのか。

なぜなら10代、20代の感染死はほとんど無いので、「誰のための接種?」となる。

 


欧米では子供の接種を中止した国もあるけど、日本は「打て打てどんどん」である。

僕には「学徒出陣」に映るけど、世界一の少子化の国なのに、こんなんでいいのか?